海外勢の日銀の政策変更への思惑は想像以上

キング牧師の記念日でお休みだった15日のNY市場ですが、ほとんど市場参加者がいないなかでドル円は早朝に110.300円レベルまで押し下げられ、延々と投機筋がドル売り円買いを行った姿がみられました。

翌日の東京市場では本邦の輸入勢がドル円に買いを入れてきたことから一定の上昇は果たしましたが、それでも簡単に111円台に戻る動きにはなっておらず、引き続き下方向への動きが警戒される状況です。

本邦勢にとってみればなぜここまでドル円が売り込まれて円高になるのかがいまひとつピンと来ない状況ですが、やはり日銀の減額オペからはじまった動きに海外の投機筋が非常に強く反応していることがわかります。

 

投機筋は日欧中銀の政策変更を確信

国内勢にとっては日銀が今すぐ政策変更をする可能性はほとんど感じないわけえですが、海外の投機筋はECBとともに日銀が政策変更することをかなり確信していているようで、それが想像以上のドル円の円高につながりつつあるようです。

また12.5万枚におよぶIMMでの別の投機筋のドル円ロングも大きくのしかかっているようで、ここからさらに大きく下げた場合には一気に損切が出る可能性があるため、想像以上にドル円が下落してしまうリスクも高まっています。

昨年の1月はなんと6円近くも変動したドル円ですが、今年は現状ですでに3.2円程度の下落であることから、まだ下値を模索する可能性は十分にありそうです。

やはり米、欧の中央銀行が緩和措置の巻き戻しに動くのに日本の中央銀行だけがそのままゼロ金利、マイナス金利を継続するという状況はあり得ないとみている市場参加者が非常に増えてきていることを実感させられます。

日銀が今後市場にどのようなメッセージを出すのかが注目されますが、この流れはそう簡単にはもとに戻りそうもなく、ドル円の段高はそれなりに長引くリスクも出始めている状況です。

市場の期待や思惑というのは中央銀行がよほどうまくメッセージを出して対話を続けていかないとどうしても乖離が出やすくなるものですが、今回の日銀の迂闊な減額オペの実施は想像以上にマーケットに影響を与えてしまったようで、特に海外勢の思惑が高まり過ぎていることが気になるところです。

ただ、本邦輸出企業の為替レートは110円全般に置かれているところが多いため、今の段階では介入の必要な危機的状況ではないようで、下値がどこまで下がるのかも注目されるところです。

ドル円市場は思いのほか難しい局面に陥りつつあることがわかります。

 

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